小話

本などで出会った小話25「三つの言葉(中)」

『三つの言葉(中)』 ところで、 人の価値って一体何でしょうか。 名門大学に入って立派な成績をおさめ、 沢山の知識を持つことが、 人の価値を高めるのでしょうか。 多くの事業を起ち上げて、 沢山お金を稼ぐ人が素晴らしいのでしょうか。 発明品を世に出…

本などで出会った小話24「三つの言葉(上)」

『三つの言葉(上)』 グリム童話に「三つの言葉」があります。 伯爵はできの悪い息子を どうにかしようと、 名高い先生方に学びに行かせました。 それらの学びで息子が得てきたものは、 犬、鳥、蛙と話せる言葉でした。 伯爵は、 動物の言葉しか覚えてこな…

手段が目的を正当化する時代 下

『手段が目的を正当化する時代 下』 人が決めたルールや行いを確実に守り 行動できることも大切ですが、 社会で求められている人材は、 それだけではないと思います。 聖書には、 しもべが言いつけられたことをしたからといって、 そのしもべに感謝するでし…

手段が目的を正当化する時代 中

『手段が目的を正当化する時代 中』 交通ルールを 守っていても事故は発生します。 信号待ちをしていた園児達に、 車が突っ込み死傷者が出た事故は 記憶に新しいことと思います。 交通安全の確保は、 ドライバーや歩行者等 その交通路を利用するすべての者が…

世の中で価値があるものはタダであり、タダのものこそが奇跡を生む。

『世の中で価値があるものはタダであり、タダのものこそが奇跡を生む。』 「お客様に笑顔になっていただくためには、 我々が笑顔にならなければならない。」 経営が厳しい状況からV字回復させ 7期連続で黒字を達成した ホテルアソシア名古屋ターミナルの 経…

飲酒事故を減らす工夫(下)

『飲酒の事故をなくす(下)』 運転するまでにさめる量を どの様に把握すれば良いのでしょうか。 答えを言います。 体重、アルコール量で 計算して 「酒気がさめる時間の目安」を 簡単に把握する事ができます。 しかし、 この計算方法を 公表しようと思いま…

飲酒事故を減らす工夫(中)

『飲酒事故を減らす工夫(中)』 (上)の続きです。 飲酒運転をしそうな二つのパターンが考えてみました。 一つは、 飲み会へ飲酒しないつもりで車で行き、 誘惑に負けて少しくらいならと、 一杯、二杯と飲酒してしまい 家はすぐそこだからと 酒気がさめな…

本などで出会った小話23「小さな仕事の花(下)」

『小さな仕事の花(下)』 小さな仕事の花(中)からの続きです。 私達は、どんなに努力しても 自分の思うまま未来を絶対的なモノに 作り出す事はできません。 結局は、人事を尽くして天命を待つしかありません。 なぜなら、 私たちの肉体は100%滅びるか…

本などで出会った小話22「小さな仕事の花(中)」

『小さな仕事の花(中)』 小さな仕事の花(上)からの続きです。 聖書には、こうあります。 『与えなさい。 そうすれば、 自分も与えられます。 人々は量りをよくして、 押しつけ、 揺すり入れ、 あふれるまでにして、 ふところに入れてくれるでしょう。 あ…

本などで出会った小話21「小さな仕事の花(上)」

『小さな仕事の花(上)』 数年前に、 新聞で読んだ『小さな仕事の花』 の記事を思い出しました。 内容は、 印刷会社の営業の社員が、 小口注文の得意先を切ろうとしたとき、 「どんな小さな仕事でも断ってはいけない」 と上司にたしなめられました。 半年後…

知恵はどうすれば得られるのか。

聖書のヨブ記に、 知恵の所は神が知っていると書かれてあります。 ソロモンは神から知恵をいただき その知恵で国を治める事ができました。 では、 知恵とはいったい何モノなのでしょうか。 「知恵」を辞書で調べてみると、 『物事の筋道を立て、計画し、正し…

日本にはなぜ、チップの習慣が無いのでしょうか。

米国人の知り合いに、 「米国はチップの習慣があるから チップを沢山もらおうと努力するので、 サービスが向上してとても良い習慣ですね。」 と言ったら、 米国人の知り合いは、 「そんなことはないよ。 日本はチップの習慣がないのに 素晴らしいサービスを…

野菜を沢山食べる。

「2年間住んで居たにも関わらず、 口論し合っている日本人の姿をついぞ見かけたことがなかった。 ましてや喧嘩などこの地ではほとんど見かけぬ。 日本語には罵りことばさえない。 馬鹿と畜生は相手に浴びせかける侮辱の極限」 (参照『江戸時代に学べ』) …

本などで出会った小話 「ゆめ」

『ゆめ』 「〈今朝、死んだお父さんから電話がかかってきた夢を見た〉。 〈・・・ぼくは受話器をにぎりしめて 会いたいよって 泣きながら話してて 目がさめた お父さんの声が いつまでも耳にのこった。〉 「天国に電話をかけなおせたらいいのに」と、」 (2…

本などで出会った小話8「福祉国家」

『福祉国家』 「ロンドンから北欧デンマークに 里帰りした知人がしきりにぼやく。 『階段で乳母車を降ろしても 身なり知らんぷり、 ロンドンならわれ先に手を貸すのに』。 (略) 福祉国家で名高いデンマークだが、 知人は「弊害」と嘆く。 国家が何とか面倒…

本などで出会った小話6「おかあさん」

『おかあさん』 「『おかあさん』 『おかあさんは どこもふわふわ ほっぺは ぷにょ ぷにょ ふくらはぎは ぽよぽよ ふとももは ぼよん うでは もちもち おなかは小人さんが トランポリンしたら とおくへとんでいくくらい はずんでいる おかあさんは とてもや…

本などで出会った小話4「60センチの箱のノミ」

『60センチの箱のノミ』 「ある人がノミの実験をした。 本来のノミは、 1メートルもジャンプする能力を持っている。 ところが、 そんなノミでも60センチの箱の中に入れておくと 次第に60センチしかジャンプしなくなる。 では、 そのノミをどのように…

本などで出会った小話3「上手な人に交わり実践する。」

『上手な人に交わり実践する。』 「徒然草の百五十段 『うまくできないうちは、 なまじっか、人に知られまい。 内々で良く習得してから 人前に出るのが奥ゆかしいと言っている人は、 一芸も習いうる事なし』 と吉田兼好は厳しく言っています。 それに対し、 …

本などで出会った小話2「働かない働きアリもいる。」

『働かない働きアリもいる。』 「働かない働きアリがアリの集団に2、3割存在するらしい、 彼らはむしろ集団には欠かせないのだと言う。 勤勉なアリだけの集団と、 怠け者の交じった集団とでは、 怠け者の交じった方が、 長く生き延びたという実験結果が出…

本などで出会った小話1「甕(かめ)割り柴田」

『甕割り柴田』 「元亀元年(1570年)織田信長と朝倉義景の戦い 長光寺城の戦いにおいて、 織田信長側である柴田勝家は、 近江長光寺に籠城し、六角義賢と戦っていた。 義賢は、信長から叛旗を翻した浅井長政と組んでいた。 8000の義賢軍に対して、…