少子高齢の問題はこうやって解決する。(下)

『少子高齢の問題はこうやって解決する。(下)』

 

2018年11月25日『所さんの目がテン!』

「ウナギ実験で重大発見」の番組です。

 

概要は、

養殖のウナギは、ほとんどが雄。

里のウナギは雌が生まれるか?

と言う実験でした。

 

なぜほとんどが雄なのかを考えて見ました。

 

ウナギは雌雄同体生物であって、

成長してから雄か雌になります。

養殖ではウナギが隠れるところがなく、

他のウナギと常に顔を合わせる環境のため、

自然と攻撃性の特性を持った雄が多くなると思います。

 

 

実験の結果は、

雄もいましたが、雌のウナギの方が多くいました。

養殖と里とでの大きな違いは、

里には、隠れる場所があるという事の違いがありました。

 

子を産んで育てる事に一番大切なのは、

子孫を残したいと思う環境だということが分かりました。

ウナギの都合も考えずに

狭いところに詰め込まれて

常に他のウナギと顔を合わせていたら、

心から「安寧」だと思える気持ちを失って、

雄しか生まれなかったのだと思います。

 

心から「安寧」だと思える事は

私たち人間にとっても子孫を残す上でとても重要です。

 

「安寧」って思える時ってどういうときでしょうか、

 

たとえば、

 

・いつでも子どもの面倒を見てくれる「祖父母」の存在がある。

・家庭で夫婦、兄弟姉妹は、仲が良い。

・生まれ育った地域社会に年齢を超えた知人がいる。また、そこが好き。

・自分の両親は、幸せな夫婦であって自分もこのようになりたいと思った。

・困った時自由に相談できる教会などのコミュニティーがある。

・育った家族には、経済的な見た目よりも、心から笑える楽しさや優しさがある。

など・・・

 

つまり、一人の人間として愛されて生きられる環境のことです。

 

経済的など欲を追いかけると、本当に大切なモノを失います。 

 

私は、 

核家族化をやめた方がいいと思います。

核家族化はそれぞれの世代の欲です。

「子育てを離れたから自分たちは好きなことをしたい。」と言う欲です。

もっと遊びたいから、

子どもから手が離れたら二人でゆっくりする。

丁度良い距離で孫に会えばいい。

 

現役を引退した直後なら体力的にも自由がきくので、

想像通りの自由を手にできるでしょう。

 

しかし、

体の自由を失う年齢となって、

パートナーを亡くしたときの事を考えているでしょうか。

 

最近多い「孤独死」となりかねません。

 

「終活」といって墓地などの箱物を一生懸命準備しても

その面倒を見る人がいなければ誰がそこに運ぶのでしょうか。

そんなに都合よく行きません。

 

また、介護費、保育費を支払うために、

働くのは矛盾している気がします。

 

介護や保育は、通常自分の家庭ですることじゃないのかな。

 

 

なので私は、

祖父母、両親、子どもの3世代以上の家庭にする事を勧めます。

家族、親戚が集まって一つの屋根で助け合って暮らすのです。 

 

あと2~3年後には、

女性の半数が50歳以上の時代が来たり、

介護離職が大量発生するでしょう。

また、10年後には、

3人に1人が65歳以上となり、

3戸に1戸は空き家となります。

 

こういうときこそ家族が力を合わせて

経済的、育児など問題を解決すれば良いのです。

 

働いて収入を得る者、

家庭を守る者などと役割分担すれば良いと思います。

子どもも、祖父母も寂しい思いをする事は無いと思います。

最悪の時が起こっても、対処する人はいます。

 

 

お金、立派な家、資産、土地、高級車、などを物を残す事よりも、

重要なのは、「幸せな家族」を次の世代に受け継ぐ事です。

目に見える物は必ず朽ち果てます。

 

さらに、外国から持ち込まれた昆虫や植物、

魚などの外来種によって日本の自然環境に変化が現れています。

 

外国の方々にチャンスを与えるのは良いと思いますが、

頼る事は日本が抱える本当の問題解決につながっていません。

 

国家を人の体とたとえると、家族は体の細胞の一つです。

細胞が悪くなると、結果的に全体が悪くなります。

小さな細胞一つひとつを大切にすることで

大きな体を大事にすることができるのです。

 

yui