本などで出会った小話28「続・三つの言葉(中)」

『続・三つの言葉(中)』 

 

 

敵と、どう関わって行けば良いでしょうか。

 

 

自然の動植物を見てみると、

敵は、むしろ恵だと思います。

敵の存在が、

仲間との支え会いが生まれたり、

生き抜こうとする力が生まれます。

 

 

たとえば、

小魚の敵は、サメなどの大型の魚。

サメなどがいることで群れで生活し

捕食される率を減らします。

 

草食動物の敵は、肉食動物。

これも群れで生活し、

捕食される率を減らします。

 

木や草の敵は、強風。

強風があることで大地に根を張り

天空に向かって力強く育ちます。

 

2019年3月19日に、

本などで出会った小話18「そのままの貴方が美しい(上)」

https://blog.hatena.ne.jp/yui-iwamoto/yui-iwamoto.hatenablog.jp/edit?entry=17680117126993697974

にもありますが、

実験で、ウナギは自然の方がメスが生まれ

養殖ではオスしか生まれないことが分かりました。

 

一見、

敵がいない方が幸せのように思えますが、

力強く生きて子孫を繁栄していく為には

必要なことだったのです。

 

 

 

人間の場合、

いじめ等の敵は恵なのでしょうか。

 

私は恵だと考えます。

歴史を見てみると、

少し分かると思います。

 

 

たとえば、

馬肉、鹿肉、猪肉は、

「さくら」、「もみじ」、「ぼたん」

と言い換えられ、

これら風流な言葉が生まれたのは、

昔、肉食を禁じていたからだと

言われています。

 

 

着物などの生地の裏地に

模様があることや、

モノトーンカラーでもコントラストによっては、

鮮やかに見えたりする工夫も、

江戸時代、

華美なものを禁止するおふれがあったからだと

言われています。

  

美味しい鰹のたたきは、

昔、生食を禁止していたから生まれたと

言われています。

 

 

当時の人々は、

「あ~もうだめだ~。」

パワハラだ!」

と感じていたかもしれません。

しかし、

過ぎて振り返って見ると、

良いアイデアが生まれていたりして、

苦しさがむしろ益だったと思います。

 

これこそが、

神からの恵だったことに気づくのです。

 

それはわざわいではなくて

平安を与える計画であり、

あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。

エレミヤ書29章11節)

 

神は、私たちに「喜び」「平安」

「恵」「富」「祝福」を与えたいと思って

様々な不思議な事をされます。

 

良く見えることも、

そうで無いこともです。

 

 

苦手だなと思う人こそ 

興味を持って少しずつ

接するようにしています。

 

そうすることで、

相手の良い所が見え、

距離がぐっと近くなり

苦手な気持ちはだんだん少なくなり、

とても好きになります。

 

この世に完全な人は誰一人いません。

苦手な人や事が誰にでもあると思います。

 

それに直面したとき、

前に進むか、流されて進むかです。

 

 

 

心がけている3つの言葉を

次回(下)で紹介します。

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