『ルネッサンス 再生への挑戦 カルロス・ゴーン』聖書の御言葉を通じたビジネス成功のヒント
聖書の御言葉を通じたビジネス成功のヒント
「予想したと実際に見たものとの相違が、発見とイノベーションを生み出す。」
「この通りやればうまくいくとういう絶対の処方箋ではなない。」
「結局のところ自分で実際にやってみることに勝る方法はない。」
ゴーン氏が挑戦し考え経験してきたことに
ビジネス成功のヒントが隠されているのかもしれません。
問題を発見し、対処するノウハウが詰まっています。
「問題の核心を把握するとに常にとる手段とは、・・・。」
問題の核心を把握できなれければ、
決して問題から抜け出すことができません。
最低限、解決しようとする
「自分」が目で見て、触れて、体験してみて
何が問題で、どうすれば解決できるのか。
一生懸命に考え行動する。
彼が見つけたある企業の問題点
① 部門と部門、職務と職務のつながりが、見事に断ち切られていた。
② 誰もが自分たちは目標を達成していると思っているのに、会社の状態は悪い。
③ 社員の多くは意思決定のプロセスを知らされず、物事がどのようにして決まるのかを知らなかった。
私は、
本書に出てきた一部の言葉について、
聖書の御言葉を通じて、
ビジネス成功のヒントを紐解いてみたいと思います。
1 「解のない問題はない」という格言の正しさを経験が実証してくれたのである。
『隠れているのは、必ず現われるためであり、おおい隠されているのは、
明らかにされるためです。(マルコ4章22節)』
問題のない環境はありません。
何かをしようとしたとき、
必ずと言っていい程、難しい状況に遭います。
しかし、探し出そうと必死になった時、
見つかるものです。
2 リスクを取るということは、しばしば昔ながらの快適な仕事のやり方を
捨て去ることを意味する。
出エジプト記時代、
エジプトを脱出したモーセの民は、
脱出し約束の地へ行くことを夢に見ていたのに、
移動している間に食べ物を満足に得られない為、
エジプトにいたときの方が良かったと嘆きます。
神のことばを信じ、辛さを乗り越えれば、
必ず約束の地へ行き平和に暮らすことができるのに。
目先のことにとらわれてしまった例です。
3 何事も相手を尊重することから始めなければならない。
常にまず、チームを組んだ人間んが有能で、
仕事についての知識も豊富だと考えて接すべきである。
これが出発点である。
『何事でも自己中心や虚栄からすることなく、へりくだって、
互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい。
(ピリピ人への手紙2章3節)』
神は、自分を高ぶるものを蔑み、
低くするものを高くされます。
自分を低くするから、
相手を尊重できるのです。
神はそういう人を好みます。
4 「神は人間に耳を二つ与えたが、口は一つだけしか与えなかった」。
つまり、人の話を聞くことに話すことの倍の時間をかけろという意味です。
『信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについての
みことばによるのです。(ローマ10章17節)』
聞く力は神から与えられたものです。
私は、
神が二つ用意したのは、神の言葉を聞くためだと思います。
聖書には沢山の箇所で「私に従いなさい」、
「そうすれば・・・。」
神の御言葉を静まって聞く力は、ビジネス成功への鍵です。
結局は、
神に好まれる存在を目指す姿こそが、
ビジネス成功のヒントなのかもしれません。
yui