野菜を沢山食べる。
「2年間住んで居たにも関わらず、
口論し合っている日本人の姿をついぞ見かけたことがなかった。
ましてや喧嘩などこの地ではほとんど見かけぬ。
日本語には罵りことばさえない。
馬鹿と畜生は相手に浴びせかける侮辱の極限」
(参照『江戸時代に学べ』)
このことを読んで、
食文化が人の感情にも影響が出る事を
何かで聞いたことがあるのを思い出しました。
「肉ばかり食べていると、どう猛になり、
野菜ばかり食べていると、温和になる。」
聖書には、
『野菜を食べて愛し合うのは、肥えた牛を食べて憎み合うのにまさる。』
また、
「麦は奴隷に作らせる事ができるが、
米は行程が多すぎて奴隷に作らせる事ができない。」
と言う事を思い出しました。
実際は違うかもしれませんが。
麦と比較すると、
米はきれいな水と多くの手を加えなければ
沢山収穫する事ができません。
技術と努力そして周囲との調和が必要な民族には、
奴隷制度が生まれないばかりか、
温厚で勤勉な民族に育つのは当然と言えば当然でしょう。
江戸時代の人々は、漬け物や汁物で多くの野菜を
取っていたのだと思います。
現代は野菜が苦手で、
野菜を食べずに肉ばかり食べる方もいるそうです。
お店に行けば何でも購入する事ができます。
その様な簡単さも野菜を遠ざける事の原因の一つかもしれません。
わざわざ苦手な野菜に手を出さなくても
値段も極端に変わらなければ、
好きなモノを好きなだけ食べれば良い
と言う考えも生まれます。
私もたまには野菜を沢山たべて温和にならないといけません。(^_^;)
yui