続 少子高齢の問題はこうやって解決する。(中)

生まれた時から親の愛情をたっぷり受けた人は、

心が強く、困難に打ち勝つ精神を持っていると言われます。

 

しかし近年、

親の虐待で死亡する乳幼児が後を絶ちません。

 

 

虐待は子どもと親の1対1だから発生すると思います。

 

親の意思を伝えようとしても、

子どもは泣いてばかりいて、

どうして良いか分からずイライラが溜まり

圧倒的な力の差を保持したまま

子どもに当たってしまうのだと思います。

祖父母や親戚などが同居していれば、

冷静に見られる立場の人がいることによって

抑止となり、虐待の発生を減らせると思います。

 

 

虐待をする親になってしまう原因は、

その親の親からの愛情が不足していたのだと考えます。

 

なぜ愛情が不足していたのか?

 

戦後から高度成長期にかけて

沢山お金を稼いで豊かな暮らしをすることが、

幸せな家庭であると考えられて来ました。

 

人は、モノやお金が沢山あることで幸せと感じるのでは無く、

人と人の触れ合いであったり、

心の感情が満たされて幸せと感じるのです。

 

 

沢山働いて稼いでいることや、

高価なモノに囲まれていることで

安心と感じるモノでは無く、

互いに信頼し愛し合う事で安心するのです。

むしろモノやお金が有れば有るほど安心を失っていると思います。

 

 

もし虐待された子どもが、

死なずに大人になっていたとしても、

受けていない愛情を自分の子どもには注げられ無いでしょう。

愛情不足の状態を受け継いで行くことで、

人間の心の状態が不安定になりやすく、

メンタルダウン、

虐待、

不倫、

離婚、

幼児化、

DV等

につながってしまうのだと思います。

 

近代の子育てでは、

子どもへの愛の注ぎ方を受け継がれていないのと同時に、

どうやって子どもへ愛の注ぐのかが分からないまま

互いに成長しているのだと思います。

 

 

 

このような事を繰り返していってしまうと、

「愛」が本当に分からなくなってしまいます。

 

(中)はここまでです。(下)に続きます。

yui