本などで出会った小話36『つらい時は立ち止まり休む、最後は笑顔』
『つらい時は立ち止まり休む、最後は笑顔』
2020年11月1日『所さんの目がテン!』
「歩荷の科学」
「歩荷」とは、
人の手で荷物を遠方まで運ぶ仕事のことです。
運搬技術が発達していない時代には当たり前にありました。
現代は、
自動車等多くの乗り物を使用し荷物を運搬しているので、
人の力だけで運ぶことを殆どしなくなりました。
尾鷲などの一部の地域では、
乗り物などで運搬することが出来ないため、
歩荷の運搬力は欠かせません。
番組で紹介されていた、
歩荷歴8年の石髙徳人氏は、
100kg前後の荷物を10kmの距離を
週6日、運ぶそうです。
軽そうに運んでいましたが、
実際重く、楽ではありません。
しかし彼は、
「つらい時は立ち止まり休む、最後は笑顔」
と言います。
山小屋を目前にして休憩し、
汗をぬぐい、体の疲れを取って、
大変だった思いを極力相手に伝えない様にしています。
「しんどい顔しても、笑っても重さは変わらない」
「それならば、笑ったまま届けよう」
と力強く言います。
聖書に同様の事が書かれてあったのを思い出しました。
「いつも主にあって喜びなさい。
もう一度言います。
喜びなさい。(ピリピ4:4)」
「喜びなさい」の言葉は、
聖書に14回ありました。
人が喜ぶことは、
神も喜ぶことなのだと思います。
つらい時こそ、
笑える人は心は強い人であり、
他人には優しい人だと思います。
yui